世界中で高い評価を得たObsidian Entertainmentが贈るクラシックRPGの金字塔、『Pillars of Eternity II: Deadfire』(ピラーズ・オブ・エターニティ2:デッドファイア)のレビューをお届けします。
メタスコア88点、Steamレビューで「非常に好評」88%という高評価を叩き出し、古き良きRPG体験を現代に蘇らせた本作の魅力に、深掘りしていきましょう。
はぐれ神を追う壮大な物語と、未踏の群島を船で駆け巡る自由な冒険が、あなたを待っています。



Pillars of Eternity II: Deadfireとは?海を渡る壮大な冒険

『Pillars of Eternity II: Deadfire』は、数々の賞を受賞した前作『Pillars of Eternity』の直接的な続編として、Obsidian Entertainmentが開発したクラシックRPGです。
舞台は、未踏の広大な群島地域「Deadfire」。
プレイヤーは、前作で目覚めた「Watcher」(監視者)として、自らの城を破壊し、肉体を奪って西へと向かったはぐれ神「エオタス」を追跡する壮大な旅に出ます。
この物語は、あなたの選択と行動によって大きくその姿を変えていきます。
開発は、CRPG(コンピュータRPG)の金字塔を数多く手がけてきたObsidian Entertainment。
彼らが培ってきた奥深いストーリーテリングと、自由度の高いゲームデザインが融合した、まさに次世代のRPG体験がここにあります。
ジャンルはRPGに分類されますが、広大な海を舞台にした探検要素や、戦略的な戦闘も楽しめる多様なゲームプレイが特徴です。
本作は2018年5月8日に発売され、価格は¥ 3,960です。
発売後も継続的なアップデートが行われ、特にPatch 5.0では、多くのファンが待ち望んだ「ターン制モード」が追加され、リアルタイムポーズ戦闘と選択できるようになりました。
これにより、より戦略的でじっくりと腰を据えて戦闘を楽しめるようになっています。
また、Obsidian Editionには、「BEAST OF WINTER」「SEEKER, SLAYER, SURVIVOR」「THE FORGOTTEN SANCTUM」といった3つの追加DLCが収録されており、物語のボリュームをさらに増幅させています。
対応プラットフォームはWindows, Mac, Linuxで、シングルプレイヤーはもちろん、Steam実績、トレーディングカード、ワークショップ、クラウドセーブなど、Steamの豊富な機能に対応しています。
メタスコア88点、Steamレビュー評価「非常に好評」88%という数字が、その評価の高さと、CRPGファンにとって不朽の名作であることを物語っています。
【ゲームプレイの魅力】自由と選択が織りなす航海

『Pillars of Eternity II: Deadfire』の最大の魅力は、その圧倒的な自由度と、プレイヤーの選択が物語に与える影響の大きさ、そして海を舞台にした独自の冒険体験にあります。
無限の選択とロールプレイの自由度
本作では、あなたの行動一つ一つが物語の展開、キャラクターとの関係、そして世界の行く末を大きく左右します。
詳細なキャラクターカスタマイズにより、種族、クラス、サブクラス、背景、性格に至るまで、自分だけの「Watcher」を創造できます。
メインクエストを進めるか、それとも脇道に逸れて無数のサイドクエストに挑むか。
特定の派閥に味方するか、中立を保つか。
全ての選択には結果が伴い、時には予想だにしない結末を迎えることもあります。
単なる善悪二元論に留まらず、グレーな選択肢も豊富に用意されており、プレイヤー自身の倫理観が問われる場面も少なくありません。
その結果、一度のプレイでは到底体験しきれないほどの物語の分岐が生まれ、高いリプレイ性を実現しています。
Deadfire群島の広大な探索
『Deadfire』の舞台となる広大な群島は、陸路だけでなく、船を操って海路からも探索できます。
プレイヤーは自らの船を所有し、船長として乗組員を管理し、海戦を繰り広げ、未開の島々を発見します。
船のアップグレードやカスタマイズも可能で、自分だけの「海賊船」を作り上げる楽しさがあります。
海上では、嵐に遭遇したり、他の船と交易したり、あるいは敵対勢力との激しい海戦に巻き込まれたりすることもあります。
陸上では、鬱蒼としたジャングル、古代遺跡、活気あふれる港町など、様々なロケーションがあなたを待っています。
隠された洞窟や財宝、予期せぬイベントを発見する喜びが、プレイヤーを飽きさせません。
奥深いD&Dベースの戦闘システム
戦闘システムは、前作のリアルタイムポーズ戦闘に加え、アップデートにより「ターン制モード」が実装されました。
これにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて、より戦略的でじっくりと考える戦闘、あるいは素早い判断が求められる戦闘のどちらかを選択できるようになりました。
Dungeons & Dragons(D&D)にインスパイアされた奥深いシステムは健在で、クラス、スキル、スペル、アビリティを組み合わせたパーティ編成が重要です。
敵の弱点を見抜き、環境を利用した戦術を駆使することで、困難な状況を打開する達成感を味わえます。
仲間との連携や、強力なボスとの激戦は、RPGの醍醐味を存分に体験させてくれるでしょう。
魅力的な仲間と物語
冒険の途中で出会う個性豊かな仲間たちは、それぞれ独自の背景、信念、目標を持っています。
彼らとの交流を深めることで、個人的なクエストが発生したり、あなたの選択に対して反応したりします。
友情、そして時には対立に発展する人間関係は、この広大な物語をより一層彩ります。
Deadfire群島に暮らす様々な派閥との関係も物語の重要な要素です。
それぞれの派閥には独自の文化、イデオロギーがあり、誰に味方し、誰と敵対するかで、物語の展開は大きく変化します。
Eoraの深い伝承と世界観が、プレイヤーをこの世界の虜にするでしょう。
キャラクターと船のカスタマイズ
キャラクター作成の自由度も特筆すべき点です。
複数の種族、11のクラス、そしてそのクラスから派生するサブクラスを自由に組み合わせることで、自分だけのユニークなキャラクターを作り上げられます。
クラスは、戦士、魔術師、ローグ、パラディンなどクラシックなものから、チャントを唱えるチャンター、魂の力を操るサイファーまで多岐にわたります。
さらに、船も様々なアップグレードや装飾でカスタマイズ可能です。
船体の強化、帆の交換、大砲の増設などを行い、Deadfireの危険な海を乗り越えるための最強の船を建造できます。
見た目だけでなく、性能にも影響するため、戦略的な要素としても楽しめます。
【良い点】古き良きRPGの進化形
『Pillars of Eternity II: Deadfire』は、その圧倒的なクオリティと革新性で、数えきれないほどの「良い点」に溢れています。
まず、プレイヤーの選択が真に物語に影響を与える自由度は、他の追随を許しません。
単なる選択肢の提示ではなく、その後の展開、キャラクターとの関係、ひいては世界の運命そのものが大きく変化する体験は、まさにRPGの醍醐味をゲームで再現したかのようです。
次に、広大なオープンワールドと探索の楽しさです。
陸と海を自由に探索できるDeadfire群島は、常に新しい発見と冒険がプレイヤーを待っています。
特に船の指揮と海戦は、本作独自の大きな魅力であり、他のCRPGでは味わえない新鮮な体験を提供してくれます。
奥深いD&Dベースのシステムと、追加されたターン制モードは、プレイヤーの戦略と腕前が試され、戦闘を一層充実したものにしています。
クラシックRPGファンにとってはたまらない完成度と言えるでしょう。
没入感のあるストーリーと、個性豊かな仲間たちも特筆すべき点です。
彼らとの人間ドラマや、Eoraの深い伝承は、プレイヤーの心を深く揺さぶることでしょう。
細部まで描かれた美しいグラフィックと、冒険を彩る壮大なサウンドは、プレイヤーをDeadfireの世界へと深く引き込みます。
圧倒的なボリュームとリプレイ性も本作の大きな魅力です。
一度のプレイでは到底遊び尽くせないほどのコンテンツ量と、選択肢によって大きく変わる物語の分岐は、何周もプレイしたくなる衝動に駆られるでしょう。
Obsidian Entertainmentが贈る、まさにCRPGの進化形と言える作品です。
【注意点】航海の前に知っておきたいこと
これほどまでに絶賛される『Pillars of Eternity II: Deadfire』ですが、プレイを始める前にいくつか知っておきたい点もあります。
まず、膨大なプレイ時間です。
本作はメインストーリーだけでもかなりの時間を要しますが、サイドクエストや探索、派閥クエストを含めると、何百時間と簡単に溶けていくほどのボリュームがあります。
じっくりと時間をかけてゲームに取り組む覚悟が必要です。
短時間でサッとクリアしたい方には不向きかもしれません。
次に、クラシックRPGゆえの奥深さです。
D&Dベースの複雑なシステムや豊富な選択肢は、CRPG初心者にとっては最初は敷居が高く感じるかもしれません。
しかし、ゲーム内で丁寧にチュートリアルが用意されており、ターン制モードの追加で戦闘の理解も深めやすくなっていますので、プレイしていくうちに自然と慣れていくでしょう。
前作『Pillars of Eternity』の知識があると、より深く物語を理解し、キャラクターへの感情移入も強くなります。
続編であるため、前作をプレイしておくことを強くお勧めします。
最後に、価格が¥ 3,960と、発売から時間が経ったゲームとしてはやや高めに感じるかもしれませんが、その圧倒的なボリュームとクオリティ、そして何百時間ものプレイ時間を考慮すれば、十分にその価値があるどころか、むしろ安価に感じられるかもしれません。
特にDLCが全て含まれたObsidian Editionは、非常にお得なパッケージです。
こんなプレイヤーにおすすめ!
『Pillars of Eternity II: Deadfire』は、特に以下のようなプレイヤーに強くおすすめできます。
- クラシックRPGやD&Dベースのゲームが好きで、奥深いシステムを楽しみたい人:戦略的な戦闘と自由なロールプレイがあなたを待っています。
- プレイヤーの選択が物語に深く影響するゲームを求めている人:あなたの決断が、世界の運命を変える重厚な体験を求めているなら。
- 広大な世界を自由に探索したい人:未踏の群島を船で駆け巡る、海賊のような冒険を楽しめます。
- 時間をかけてじっくりと腰を据えてゲームをプレイしたい人:何百時間でも楽しめる圧倒的なボリュームがあります。
- Obsidian Entertainmentのファンで、彼らの手掛けるストーリーテリングと世界観に魅了されたい人:期待を裏切らない傑作です。
